新潟市は広く田畑や海に面した都市です。平成30年度予算では、新規就農者確保・育成促進に1,682万円、農業応援事業に7.9億円が計上され、例年一定額が確保されていますが、耕作放棄地が増え、担い手の確保が難しい現状があります。漁業の担い手育成については、政策・予算がともに滞った状態にあります。
自然を相手とする職業においては、異常気象や災害時は特に痛手が大きいため、生活が不安定になりやすいといえます。担い手の確保が厳しいという現状は、まさにこの点が課題として存在するからではないでしょうか。
新潟市は、田畑も多く存在する地域であり、また海に多く接する地域です。新潟の食と産業を支える農業・漁業において、新規農業参入者や継承者が諦めることなく挑戦でき、また、持続可能な職業となるように現行の政策の見直しをする必要があります。