新潟市内では、十分に交通の利便性が整備されている地域とそうでない地域の格差が存在しています。電車を利用したいのに最寄駅までのバスがない、運行してほしい時間帯にバスが確保されていないという問題は、職業や進学の選択を狭めるだけでなく、通勤や通学の送迎という家族の負担を生じさせています。また、高齢の方々が運転免許の返納をためらう理由ともなっています。
交通の利便性は、まちの過疎化を止めるうえでも重要な要素です。生まれ育ったまち、今住んでいるまちが住み続けたいまちとなるためにも、住民のニーズに則した時刻設定となった区バスの運行を新設・増設するなど、移動手段において地域格差をなくす改善が必要です。