現在、新潟市では、住民登録のある父親または母親が、出生届や転入手続きの際に助成申請を行うことにより、「こども医療費助成」を受けることができます。この申請を行うことにより、0歳~高校3年までの児童が、所得に関係なく、年齢に応じた助成のもとで医療の受診が可能です。
子育てにおいては、重要な制度といえるものでありますが、制度の利用方法や手続きがわかり難いといった意見を聞きます。また、新潟市の制度では、児童に対する予防接種の助成は限定的で、特に、インフルエンザについては助成の対象となっていません。
インフルエンザは、冬期の12月~翌年3月頃に流行し、おおよそ5、6か月間(半年!)が流行期間といえます。児童は、成長段階にあり、学校に通う過程で集団の行動が多くなることから、長期にわたるインフルエンザの感染には注意が必要です。児童の学習の遅れ、児童を通じた家庭内での感染の拡散、拡散した場合の家庭にかかる治療費のみならず、市政にものしかかる医療費の負担を考えると、予防接種の助成を行い、予防に力を入れるべきです。