新潟は、自殺率が高めであるという話を聞くことが多いと思います。高めとする比率がどのくらいかと言うと、平成27年の厚生労働省の統計によると、人口10万人対比において、全国平均が18.4に対し、新潟市は19.2(新潟県は21.9)で、全国平均よりも高い自殺死亡率です。新潟市が全国平均よりも高い比率というのは、概ね例年となっています。
新潟市の自殺死亡者の傾向としては、20代から急増し始め、50代でピークとなります。働き世代の方が多い現状です。市では、啓発月間や様々なセミナー等を実施していますが、全国平均との比較をみても状況を打破できていないと言えます。啓発を行う場合にしても、新潟市の場合は、何月の比率が多いのか、理由は何であったのか、細かな分析が必要です。本市の傾向を多角的に分析し、状況に応じた施策が必要です。